星の砂オンライン医療実践会　第3回

ここまで、開業の準備をしてきた先生も、今後も病院勤務を継続していく先生も、コロナ禍後の、地域医療の研究としての参加をお薦めします。なぜなら、参加費は無料です。また、外にアルバイトに行く際も、以上のような知見は役に立つことはあっても、無駄になる事はありません。

では、どうして、このようなセミナーが必要なのでしょうか？

日本国内の医学部では、医療を教えることはあっても、医療機関の経営や、運営を教えることはありません。これは、そのような教育課程を経て医師になった方の責任ではありません。責任は医療経営を教えてきていない、国内の医学部のカリキュラムにあるのです。

そして、新型コロナのパンデミックの中で、多くの医療機関経営は危機に瀕しました。しかしながら、危機をチャンスと捉えて果敢に業績を伸ばしている医療機関も存在します。パンデミックの最中は、多くの人がリスクを取らない分、逆にチャンスも多く存在しているのです。今はまさに、今後の勝敗を左右する時期でもあるのです。

これまで、弊社は、医師向けセミナーを20回以上開催してきました。累計参加医師数は、1000人を大きく超えています。そして、多くの先生から、開業された後や、その後の病院勤務に役立ったとお声を頂いております。また、今後も“星の砂オンライン医療実践会”は継続して開催させて頂きます。ここでは、医師同士お互いがオンラインで情報の共有を行うことも目的の一つです。

今回のパンデミックで明らかになったことの一つは、日本中の医師会が自律的な組織でなく、機能不全の側面の方が大きく見えたことです。地域の医師会も、情報共有よりも、既得権益維持に傾いているようです。全国がオンラインで結ばれる今は、同じ目標や志を持つ医師がいち早く情報共有を行っていく時期になりました。